2007年6月24日日曜日

清富の観音山


浜坂県民サンビーチの東に、日本海に突き出した標高248mの山「観音山」があります。
つづらおりの山道を登り山頂にたどり着くと、そこからの眺望はすばらしく、晴れた日には隠岐島を水平線に見ることができます。
観音山の頂上付近に、杉の木立におおわれた天台宗観音山相応峰寺の奥の院があり、その中に国の重要無形文化財に指定されている、木造十一面観音菩薩像が安置されています。
この観音像はカヤの一木造りで、高さ2m8cmあり、平安時代の初期に作られたとされています。
お香の煙で黒く光る姿はまさに霊像ともいうべき、見る人の心を引きつける観音像です。毎年4月18日に行われる春季大祭ときのみに、観音像が公開されます。今年も願い事やお礼参りする人が京阪神からも訪れ、およそ300人の参拝者でにぎわいました。

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